お護摩は、火を焚き供物を捧げて、ご本尊さまを供養する世界で最古の火を使った儀式です。
お護摩という言葉は「焼く」と言う意味の古代インドの言葉「ホーマ」に由来し「私たちを苦しめる煩悩を焼き尽くす」ようなことを表しています。
しかし、その目的は煩悩を焼き尽くすだけでなく、ご本尊さまのお力によって私たちの心身が本来の清らかな状態へと導かれ、願い事を成就させる力をいただくことにあります。
明々と燃えさかる火炎は、ご本尊様の智慧の火であり、私たちを導く慈悲の働きでもあります。
そしてご本尊さまの火炎に願いを込めて一心に祈ると不思議と心が落ち着き「生きる力」があふれてきます。
「より良く生きたい」という私たちの願いをご本尊さまにとどけ、ご本尊さまに守られていることを実感していくことがお護摩という儀式なのです。
お護摩の火から力強いエネルギーをいただき、ご本尊さまからのご利益を全身で受けとめてください。
毎月の護摩祈願会や行事などのご案内は「吉祥院ぶろぐ」にてお知らせしております。
お護摩はおよそ1200年前、真言宗の宗祖「弘法大師・空海」によって日本に伝えられました。
真言宗智山派では、総本山智積院をはじめ成田山新勝寺、川崎大師平間寺など多くの本山や末寺で日々お護摩のご祈祷が行われ沢山の人々にご利益をもたらしています。
お護摩は,ご本尊さまの力と僧侶の修法そして参加する方の祈りが一つとなってはじめてそのご利益が授けられます。
ぜひ,お護摩のご祈祷に参加しましょう。
毎月の供養会・護摩祈祷会などのご案内は「吉祥院ぶろぐ」の行事案内のお知らせで告知していますので定期的にご確認ください。
吉祥院の護摩祈願会では参拝者自身が直に「お護摩の火」をいただくことができます。
全ての願いは、あなた自身が一生懸命、ご本尊様に誠意を示し一心に祈ることで叶えられます
お護摩札は、ありがたいお護摩によって加持祈祷されたご本尊不動明王のご分身ご分霊です。
お持帰りの上は、ご家庭の神棚など清浄な場所にお祭り下さい。
そして朝夕、心を鎮め「不動明王御眞言」を何返でも唱えて一心不乱にご祈念ください。